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生理周期でワキガの臭いは変わる?ホルモンとの関係

2026.04.30

生理周期でワキガの臭いは変わる?ホルモンとの関係

「生理前になると脇のにおいが強くなる気がする」
「普段は気にならないのに、月経前後だけワキガの臭いが気になる」
「ホルモンバランスとワキガは関係があるの?」

このようなご相談を受けることがあります。

結論からいうと、生理周期によってワキガの臭いが変化したように感じることはあります。すべての方に起こるわけではありませんが、月経前から月経中にかけて腋臭症の程度が増強することは、日本形成外科学会の腋臭症診療ガイドラインでも臨床的に報告されています。

ただし、これは「生理によって突然ワキガになる」という意味ではありません。もともとワキガ体質がある方で、ホルモンバランス、発汗量、皮脂分泌、蒸れ、ストレスなどが重なることで、においが目立ちやすくなることがあると考えるとよいでしょう。

この記事では、生理周期とワキガの臭いの関係、月経前に臭いが気になりやすい理由、セルフケアのポイント、治療を検討するタイミングについて解説します

ワキガの臭いはなぜ起こる?

ワキガは、医学的には腋臭症と呼ばれます。

ワキガの原因には、アポクリン汗腺という汗腺が関係しています。アポクリン汗腺から出る汗は、分泌された直後から強いにおいを持っているわけではありません。汗に含まれる成分が皮膚の常在菌によって分解されることで、ワキガ特有のにおいが生じます。

MSDマニュアルでも、体臭は汗腺からの分泌物などを細菌や酵母が分解することで生じ、アポクリン腺分泌物は無菌かつ無臭であるものの、皮膚表面で細菌により分解されると臭気を発するようになるとされています。

つまり、ワキガの臭いは「汗の量」だけで決まるものではありません。アポクリン汗腺の発達、汗の成分、皮膚の菌の状態、蒸れやすさ、衣類との関係など、複数の要素が重なって生じます。

生理周期でワキガの臭いが変わることはある?

生理周期によって、ワキガの臭いが変わったように感じることはあります。

日本形成外科学会の腋臭症診療ガイドラインでは、腋臭症の程度を変化させる因子として、女性では月経前から月経時に増強することがあると記載されています。

ただし、すべての女性が生理前にワキガ臭を強く感じるわけではありません。月経前にほとんど変化を感じない方もいれば、生理前になると脇のにおい、デリケートゾーンのにおい、汗のにおいなどが気になりやすくなる方もいます。

においの感じ方には個人差があり、体調やストレス、睡眠、食事、衣類、季節などの影響も受けます。そのため、「生理前だから必ず臭くなる」と考えるのではなく、「月経前後はにおいが目立ちやすい条件が重なりやすい時期」と捉えるとよいでしょう。

生理前にワキガの臭いが気になりやすい理由

生理前にワキガの臭いが気になりやすくなる理由には、いくつかの要素が関係します。

ホルモンバランスが変化する

月経周期は、エストロゲンやプロゲステロンなど複数のホルモンの相互作用によって調節されています。MSDマニュアルでは、月経周期には卵胞期、排卵期、黄体期があり、エストロゲンやプロゲステロンなどが関与すると説明されています。

特に排卵後から月経前にかけての黄体期は、体調や気分、肌の状態に変化が出やすい時期です。ホルモンバランスの変化によって、発汗や皮脂分泌、体温の変化が起こり、脇のにおいを感じやすくなることがあります。

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体温が上がり、汗をかきやすくなる

月経前は、基礎体温が高めになる時期です。体が熱っぽく感じたり、汗をかきやすくなったりする方もいます。

汗が増えると脇が蒸れやすくなります。蒸れた状態が続くと、皮膚の常在菌が増えやすくなり、アポクリン汗腺からの分泌物が分解されて、においが目立ちやすくなることがあります。

汗そのものがすべて悪いわけではありませんが、脇の湿った状態が続くと、ワキガ臭を感じやすい環境になりやすいのです。

皮脂分泌が増えやすい

月経前になると、肌荒れやニキビが出やすくなる方がいます。これはホルモンバランスの影響で、皮脂分泌が変化しやすいためです。

ワキガの臭いは、アポクリン汗腺からの分泌物だけでなく、皮脂や皮膚表面の汚れ、菌の状態とも関係します。皮脂が増え、汗や汚れと混ざることで、においが強く感じられることがあります。

日本形成外科学会の腋臭症診療ガイドラインでも、動物性脂肪やコレステロールの摂取が皮脂分泌を増やし、腋臭を強くする因子になりうるとされています。

嗅覚が敏感になることがある

月経前や生理中は、においに敏感になる方もいます。

 

実際には臭いが大きく変化していなくても、自分の体臭を以前より強く感じることがあります。特に、もともとワキガを気にしている方は、月経前の不安感や気分の変化によって、においに意識が向きやすくなることもあります。

 

「周囲に気づかれているのでは」と不安が強くなると、さらに汗をかきやすくなり、においが気になるという悪循環につながることもあります。

ストレスや睡眠不足の影響

月経前は、PMS(月経前症候群)により、イライラ、不安、眠気、頭痛、だるさなどを感じる方もいます。

ストレスや緊張が強くなると、汗をかきやすくなることがあります。特に精神的な緊張による汗は、脇に出やすいと感じる方もいます。睡眠不足や疲労が重なると、体調が乱れ、においに敏感になったり、汗や皮脂の状態が変わったりすることもあります。

生理中にワキガの臭いが強く感じられることもある?

生理中にワキガの臭いが強く感じられる方もいます。

生理中はナプキンや下着によって蒸れやすく、デリケートゾーンのにおいも気になりやすい時期です。そのため、脇のにおいだけでなく、体全体のにおいに敏感になることがあります。

また、体調がすぐれない、入浴が短時間になる、汗をかいてもすぐに着替えられないなど、清潔を保ちにくい状況が重なると、脇のにおいも目立ちやすくなります。

ただし、生理中のにおいがすべてワキガによるものとは限りません。デリケートゾーンの強いにおい、かゆみ、痛み、おりものの変化などがある場合は、婦人科疾患や感染症が関係している可能性もあります。気になる症状がある場合は、婦人科への相談も検討しましょう。

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル体操)
入浴中や家事の合間に、膣や肛門の筋肉を意識して「キュッと締めて、緩める」を繰り返します。筋力と血流が改善し、軽度なゆるみや感覚の鈍化に効果が期待できます。。


コンディションの見直しと潤滑剤の活用

何よりも十分な睡眠と休息をとることが、女性機能の維持には不可欠です。また、ホルモン変化による「乾燥」に対しては、市販の潤滑ゼリーを恥ずかしがらずに活用してください。摩擦による痛みや違和感を防ぐだけで、感覚が戻ってくる方も多くいらっしゃいます。

生理周期によるワキガ臭の変化は一時的?

生理前や生理中だけにおいが強くなる場合、一時的な変化である可能性があります。

月経が終わり、ホルモンバランスや体調が落ち着くと、においも普段の状態に戻ることがあります。毎月同じタイミングでにおいが気になる場合は、生理周期との関係を記録してみると、自分の傾向がわかりやすくなります。

たとえば、以下のような内容をメモしておくとよいでしょう。


記録をつけることで、「生理前だけ気になるのか」「季節や服装の影響が大きいのか」「常ににおいが気になっているのか」を整理しやすくなります。

生理前・生理中にできるワキガ対策

生理周期によるにおいの変化が気になる場合は、まずは肌に負担の少ないセルフケアから始めることをおすすめします。

脇を清潔に保つ

汗をかいたら、濡れたタオルや汗拭きシートでやさしく拭き取りましょう。強くこすると皮膚に刺激となり、赤みやかゆみの原因になることがあります。

入浴時は脇を丁寧に洗い、石けんやボディソープが残らないようにしっかり洗い流します。洗いすぎも肌荒れの原因になるため、必要以上にゴシゴシこすらないようにしましょう。

通気性のよい衣類を選ぶ

脇が蒸れると、においが発生しやすい環境になります。生理前や生理中は、吸湿性・通気性のよいインナーを選び、汗をかいたらできるだけ着替えるようにしましょう。

ポリエステルなどの化学繊維は、汗やにおいが残りやすいと感じる方もいます。気になる場合は、綿素材や速乾性のあるインナーを試してみるのも一つの方法です。

制汗剤・デオドラントは肌状態を見ながら使う

生理前は肌が敏感になりやすいため、普段使っている制汗剤でもしみたり、かゆみが出たりすることがあります。

制汗剤やデオドラントを使用する場合は、赤み・かゆみ・ヒリつきがないか確認しながら使いましょう。肌荒れがあるときは無理に使用せず、皮膚科で相談することも大切です。

食生活を見直す

食事だけでワキガが治るわけではありませんが、においの感じ方に影響することはあります。脂っこい食事、肉類中心の食生活、においの強い食品が続くと、体臭が気になりやすくなる方もいます。

月経前は食欲が増したり、甘いものや脂っこいものを食べたくなったりすることがあります。無理に制限する必要はありませんが、野菜、たんぱく質、発酵食品、水分などを意識し、極端に偏らない食生活を心がけましょう。

睡眠とストレスケアを意識する

月経前は心身が不安定になりやすい時期です。睡眠不足やストレスが重なると、汗や皮脂の状態に影響することがあります。

十分な睡眠、軽い運動、入浴、リラックスできる時間を確保することも、におい対策の一部です。ワキガの臭いは気にしすぎるほど不安が強くなり、汗が増えることもあるため、できる範囲で心身を整えることが大切です。

生理周期による臭いとワキガ体質の見分け方

「生理前だけ臭うのか」「もともとワキガ体質なのか」は、ご自身では判断が難しい場合があります。

目安として、以下のような特徴がある場合は、ワキガ体質の可能性があります。

 

一方で、生理前や生理中だけ一時的に気になる場合は、ホルモンバランスや汗、蒸れ、皮脂、嗅覚の変化などが影響している可能性があります。

ただし、自己判断だけで決めつける必要はありません。においの悩みは人に相談しにくいものですが、専門医に相談することで、ワキガかどうか、どの程度の症状か、どのような対策が合っているかを整理しやすくなります。

生理周期で臭いが変わる場合、治療は必要?

生理前や生理中だけにおいが気になる場合、必ず治療が必要というわけではありません。

まずはセルフケアで対応し、それでも日常生活に支障がある場合や、毎月強い不安を感じる場合には、医療機関で相談するとよいでしょう。

治療を検討する目安としては、以下のようなケースがあります。


ワキガは命に関わる病気ではありませんが、本人にとっては大きな悩みになることがあります。気にしすぎと言われてしまうようなことでも、ご本人がつらいと感じているなら、相談する意味は十分にあります。

当院のワキガ・多汗症治療について

プレシャスクリニック自由が丘のオペ室

プレシャスクリニック自由が丘では、ワキガ・多汗症に対する治療として、ミラドライを行っています。ミラドライは、マイクロ波を用いて、汗やにおいの原因となる汗腺に熱エネルギーを与える治療です。皮膚を切開しないため、手術に抵抗がある方や、傷跡が気になる方にも検討していただきやすい治療方法の一つです。

当院では、ミラドライ治療を院長である私が担当しています。これまで形成外科・美容外科領域で培ってきた経験をもとに、患者様一人ひとりの症状やお悩み、においの程度、汗の状態に合わせて、照射範囲や照射方法を丁寧に判断することを大切にしています。

生理前後ににおいが強くなる方の場合も、普段の状態、月経周期との関係、汗の量、セルフケアでの変化などを確認したうえで、治療が必要かどうかを一緒に考えていきます。月経前だけ一時的に気になる方に、すぐ治療をすすめるというよりも、まずは本当にワキガ体質があるのか、どの程度のお悩みなのかを丁寧に確認することが大切だと考えています。

なお、ミラドライは自由診療です。効果のあらわれ方には個人差があり、治療後には腫れ、痛み、内出血、しこり感、つっぱり感、感覚の鈍さ、わき毛の減少などが生じることがあります。治療を希望される場合は、リスクや副作用、費用について十分に説明を受けたうえで検討することが大切です。

まとめ

生理周期によって、ワキガの臭いが変わったように感じることはあります。特に月経前から月経中にかけては、ホルモンバランス、体温、汗、皮脂分泌、蒸れ、ストレス、嗅覚の変化などが重なり、においが気になりやすくなることがあります。

ただし、生理によって突然ワキガになるわけではありません。もともとワキガ体質がある方で、月経前後ににおいが目立ちやすくなる場合もあれば、体調や環境の変化によって一時的に体臭が気になるだけの場合もあります。

まずは、脇を清潔に保つ、通気性のよい衣類を選ぶ、肌に合う制汗剤を使う、睡眠や食生活を整えるなど、無理のないセルフケアから始めてみましょう。

それでもにおいが気になる場合や、生理前になるたびに不安が強くなる場合は、一人で悩まず専門医にご相談ください。状態を確認することで、ご自身に合った対策や治療の選択肢を考えやすくなります。

注意点・リスク・副作用

ミラドライについて
ミラドライは、マイクロ波を用いて汗やにおいの原因となる汗腺に熱エネルギーを与える治療です。ワキガ・多汗症の症状軽減を目的として行われますが、効果のあらわれ方には個人差があります。

リスク・副作用
治療後に、腫れ、痛み、内出血、赤み、しこり感、つっぱり感、感覚の鈍さ、わき毛の減少などが起こることがあります。多くは一時的ですが、症状の程度や経過には個人差があります。

費用
ミラドライ治療は自由診療です。費用は治療範囲や照射方法によって異なります。詳細はカウンセリング時にご確認ください。

妊娠中・授乳中の方へ
妊娠中・授乳中の方は、体調や授乳状況を踏まえた慎重な判断が必要です。治療を希望される場合は、事前に医師へご相談ください。

この記事を監修した医師

院長 清水 祐紀

清水 祐紀 医師(プレシャスクリニック自由が丘 院長)

清水祐紀医師は、昭和大学医学部を卒業後、昭和大学形成外科学教室に入局。形成外科学博士号を取得し、日本形成外科学会形成外科専門医、日本美容外科学会(JSAPS)専門医として、形成外科・美容外科領域の診療に携わってきました。

プレシャスクリニック自由が丘では、形成外科で培った知識と技術をもとに、ワキガ・多汗症、すそわきが、チチガなど、においに関するデリケートなお悩みにも対応しています。特にミラドライ治療については、院長自ら治療を担当し、患者様一人ひとりの症状やお悩みに合わせた診療を大切にしています。

資格・所属等
昭和大学医学部卒業
昭和大学形成外科学教室入局
形成外科学博士号取得(医学博士)
日本形成外科学会 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医

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